2012年06月

2012年06月23日

雨が上がっても虹は見えなかった
夜に鳴く烏は不釣り合いでしかなかった

忘れていた感覚はどうやら思い違いで
覚えたためしもなかったのだと今になって気づく
ああ
独り言もいえないでいる

一人きりで過ごす時間は
誰のためにもならず
僕のものですらない


烏は泣き止んだ

m-20_11259 at 02:57コメント(0)トラックバック(0) 

2012年06月04日

長い眠りから覚め
長く起き続け飽きた頃
夜が明けてきた

太陽はまばらで
気の重くなる月曜の朝だという

小うるさく雀が鳴いているのを
朝と呼ぶのかもしれない

底辺に這いつくばる気持ち
高揚の欠片もない朝

m-20_11259 at 04:30コメント(0)トラックバック(0) 
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